社員インタビュー

Interview

失敗は経験にして成功の糧にする

放送局内CGデザイナー / 2019年入社
野中 優輝

自己紹介


僕は専門学校から新卒で入社し、今年で入社から5年目になります。
学生時代はCG映像関連を専攻し、After EffectsやPhotoshopなどのAdobe製品をはじめMayaなどの3Dモデリングソフト、基礎的なデッサンなどを学んでいました。
夜勤明けや休日には、大好きな焼肉を食べに行ったり、外出の予定がなければオンラインゲームを楽しんだりしていて、プライベートは就職してからも学生の頃とそんなに変わらないのかなと思います。

応募のきっかけ


僕の学校で行われていたイベントの展示会(自分の作品を企業様に見ていただく)で、人事の方に名刺をいただいたことが当社との初めての出会いでした。
それまではゲーム・アニメ会社への就職ばかり考えていたので、僕にとって趣味と仕事が別々でも良いんだと改めて考えるきっかけになり、面接希望の連絡を入れました。

部活動とアルバイト経験が育んだコミュニケーションスキル

【意外にも役立ったなと思うスキルや経験はありますか?】

中学から高校まで吹奏楽部に所属し、厳しい上下関係の中で報告・連絡・相談の重要性を学びましたが、これが現在の仕事に活きていると感じます。

専門学校時代に焼肉店でアルバイトをしていた経験も、発注者とのコミュニケーションに役立っています。
予約の電話対応もしていたため、入社後も電話対応に苦労することはありませんでした。

発注者とのコミュニケーションから学ぶ

【やりがい・面白さを感じる時はどのような時ですか?】

デスクワークがメインではありますが、実際に仕事をしてみると、思っていたよりも対人コミュニケーションが重要だと感じることが多々あります。
デザイナーからの提案の例を上げると...

発注者「この部分はもう少し大きく主張をしたくて、この色にしたいのですが…」
自分「そうなりますと、今のままでは見えにくいです。背景色を下げてコントラストを高めると、強調されますよ」
発注者「なるほど!たしかにその方が見やすいですね…ありがとうございます!」

…このように、制作物を作る過程での発注者との意見交換と実践が、面白いと感じます。
一方的に作って投げるよりも、その場でお互いに確認ができるので意思疎通もしやすいですし。
僕はそういった発注者とのコミュニケーションが好きです。
サービス業のアルバイト経験がある人なら、このようなやり取りにピンとくるものがあるかもしれませんね。

臨場感あふれるニュースの舞台裏、リアルタイムの情報更新と迅速対応

【この仕事ならではと思う事を教えてください】

ニュース現場では、最新情報の差し替えや変更が頻繁に行われます。
なぜなら、ニュースはナマモノと言われていて情報は常に更新され続けるからです。


例えば...
とある事故で怪我をした人が3人だと情報があった。
しかし放送直前で怪我人は4人になり、1人は重篤であった。

...となると当然、放送されるニュースの内容も変わるわけです。
間違った情報を出さないよう、迅速に対応する必要があります。
そういう時に焦らず空気に流されず、対応できた時は内心誇らしい気持ちになります。
この土壇場で「スパッとやってやったぞ!」という達成感が味わえるのは、この仕事ならではだと思います。
以前放送5分前に50件近くを捌いたこともありますが、現在は業務改善によりそういった事態はおそらくないと思います。

共に働く人たちへの配慮を心がける

【大事にしていることは何ですか?】


僕が仕事を進めるうえで大事にしていることは2つあります。
1つは、適度に後輩に声をかけることです。
見知らぬ環境で一人放り出されると、右も左もわからず、何をどう質問すればいいのかさえわからないという人もいます。
後輩たちが安心して仕事に取り組めるよう、わからないことがあれば気軽に声をかけやすい雰囲気を作ることを心掛けています。

もう1つは、迅速かつ丁寧な制作です。
複数人で行う業務では、自分の作ったデータを他の人も見ることになります。
見た目が良くても、中身のデータが整理されていないと、差し替えや修正時に同僚に迷惑をかけることなります。
その為、迅速に対応しつつデータの整理を怠らない丁寧な作り方を心掛けています。

プロフェッショナルとしてより向上していきたい

【入社して成長したこと、身についたスキルを教えてください】

色の使い方、相性に対してよく考えるようになったと思います。
ユニバーサルデザインを意識するようになりました。
また、CGのアニメーション効果についても、どのように見せれば印象強くカッコいいものが作れるのかを考えるようになりました。
加えて、咄嗟の応用力と反射神経も備わったと思います。

未来のニュース制作に対する期待と楽しみ

【今後の仕事で楽しみなこと、期待していることなどを教えてください。】

今やニュースはテレビだけではなく、電車やインターネットでも視聴できる時代になりました。
いつ、どこで見られるのかもわからない状況になり、自分の制作物が次はどういう形式で世の中に出回るのか、これが密かな楽しみです。

また、新しい技術の導入や組み合わせで、ニュースがどのように進化をしていくのか、これも興味深いと思います。

CGデザイナーに向いている人


技術に自信がなくても物怖じしない人です。
誰かになにかを聞くというのは、勇気がいることだと思います。
当たり前のことを聞いて、怒られないだろうか?
何度も同じ事を聞いて、煙たがられないだろうか?と不安になることもあるかと思います。

僕としては、質問されて怒ったり、煙たがったりする人に疑問を感じます。

ただ常にメモを取っておくことで、そのような人々との関わり方や見方が変わってくるかもしれません。

応募や入社を検討している方へ


ミスや失敗は、初めての経験では当然のことです。
特にこのような特殊な業務であればなおさらです。
誰しもみな初めてであり、実際に触れてみないと分からないことが沢山あります。
トラブルが発生した場合は、先輩に頼り相談する。そうして学んでいけば良い。
失敗は経験にして成功の糧にする。
その積み重ねの上に実力がついてきます。